第一回を迎えて

“又ある人の申しけるは、清盛は忠盛の子にはあらず、
まことには白河院の皇子なり。その故は、去る永久の比ほひ、
祇園女御と聞こえしさいはひ人おはしける。件の女房の住まひ所は、
東山の麓、祇園のほとりにてぞありける。白河院常は御幸なりけり…。”


平家物語の、『祇園女御』の記述ですね。



大河ドラマ平清盛』、
第一回目を見て…



白河法皇落胤説ですが、
あんな形で清盛が下賜されるのは意外でした。
どこにそういうシナリオがあったのか…。
もちろん白河法皇の前で矢を射られるなんてそれはないでしょう。
また落胤説は源平盛衰記や近江の胡宮神社文書に見える仏舎利相承系図にも
記されているようです。



それからドラマの映像と、自分自身が思い描ている平安時代末、、
源平時代の情景とはどうしてもちょっと相違してて、
それを融合することは出来ませんが、
じっくり比べながら見て行きたいと思います。


今後どういう展開になって行くのか、まだ序盤です。
僕は厳粛に描いて行ってほしいです。


ひとつの時代、ひとつのストーリーっていうのは、
何度も何度もくりかえし見るより、
最初で最後のあざやかな感動を大切に心にしまっておいたほうがいいのかもし
れませんね…。