2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

伊勢物語〜第五十九段 東山

最近めっきり春めいてきて、今までの寒さはどこに行ったのかというような日々の天候なのですが、でもまだ彼岸の頃まではわかりません。 伊勢物語は事実をそのとおりに書いた物語ではないようですが、何かその背景に物語の土台となるものが含まれているように…

在原行平の歌碑

たち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとしきかば 今かへりこむ これは、『小倉百人一首』のなかに収められている有名な歌です。 前回の記事でも、去年の因幡国府の記事でも紹介しました。 大伴家持歌碑のところの道路をはさんで反対側にあります。 斉衡二…

雪の因幡国府

しばらく暖かい日が続いていましたが、二月に入って久しぶりの雪が降り、 因幡国府に行ってみました。 大伴家持がこの歌を詠んだ時の、その時に行ってみることができるような気がして。 ずっと以前から雪の因幡国府に行ってみなければならないと思ってました…

三十六歌仙

三十六歌仙は、藤原公任の『三十六人撰』に選ばれた歌人である。 柿本人麻呂 紀貫之 凡河内躬恒 伊勢 大伴家持 山部赤人 在原業平 僧正遍照 素性法師 紀友則 猿丸太夫 小野小町 藤原兼輔 藤原朝忠 藤原敦忠 藤原高光 源公忠 壬生忠岑 斎宮女御(徽子女王) 大…

伊勢物語〜序章への旅

休みをもらい、奈良の春日の里へ行ってみました。 奈良公園には鹿がたくさんいて、人になついていてかわいいもの。 この辺の風景も、大学時代よく見ていた風景です。 伊勢物語は、平安時代の歌物語であり、作者と成立年はよくわかっていないようです。 しか…