今週のお題

2010年の夏、まずひとこと暑かったと言える。過去形で言っていいのか、9月に入った今もなお猛暑日が続いているが。 2010年の僕の夏は8月3日以前と以後に分けられる。ていうのは8月3日に突然転勤になってしまったからだ。転勤を告げられたのはたった2日まえの8月1日。いつも突然。まえ勤めた店は2年2ヶ月いて、とっても慣れ親しんでいた。まわりのみんなは自分のことをよくかまってくれて毎日楽しく仕事をしていた。ただ、少し店長の圧力が嫌だったが。  それで突然転勤を告げられた時は夢うつつな気持ちになった。それまで、今年の夏はどう乗り切ろう、お盆商戦はどうしようって、まえの店での計画を頭の中で考えてたんだ。それが突然転勤を告げられて、移動日はあさってって…。ぼうっとしてた。まえの店はほんとに愛着があったし、2年間ともに働いた次長(自分より歳は下)ともお別れ。その次長も自分とは反対方向の遠いお店に転勤、ダブルで転勤だ。もうたまにしか顔を合わすこともないだろう。ほんとに2年2ヶ月よかった。屈辱を味わったこともあったし、栄光を味わったこともあった。思い出がつまってる。そして今の店へ。最初は愕然として嫌だった。これからどうしようかって2日、3日悩んだ。ていうのは5年まえにも同じように転勤になって今の店に半年間いたんだけど、なんか馴染めなくて。メンバーとか雰囲気とか。どうせ僕はこの店には打ちとけれないんだろうなあって思いながら初日はすごい重い気分で仕事をした。が、日が経つにつれ徐々に慣れて来た。自分に合った場所、好きなメンバーっていうのはあるが、日一日をこつこつがんばっていれば見えてくるものがある。今の店が歓送迎会をやってくれて港でバーベキューをした。けっこう自分を気づかってくれたりしてうれしかった。まだ、この店での自分のスタイル、リズムというのは出来あがってないけど、がんばろうと思う。8月3日までの日々が夢のように思われる。